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hoshifune 影絵公演、延期のお知らせ 2020.08.05

ハレの日の祝祭へご参加くださる皆様へ

ご参加表明をいただいておりました皆様には個別メッセージを送らせていただきましたが、同内容でこちらにもシェアさせていただきます。

ご一読いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

今回、大淀町でCOVID 19の感染者の方が出たことが確認され、開催を延期(時期は未定)とさせていただく運びとなったこと、そのことについてお伝えさせていただきたきます。

まずは、ご来場を楽しみにしてくださり、ご予定いただいていた皆様には本当に申し訳ありません。

KuraKuraさんでも、人数をできる限り制限し、ご来場いただく皆様へのアルコール除菌やマスクの準備、飲食の提供の中止など、あらゆる配慮をし、開催に向けて心をこめて準備してくださっていました。

しかしながら、イベントを開催することに対して、様々な意見が出ているのもひとつの現状です。正解も絶対もない中、何を大切に決定すればいいか、本当に悩み抜きました。

その中で、来ていただく皆様はもちろん、参加されなくてもここに暮らされる方、集落の皆さん、何よりここで暮らしを営んでいらっしゃる方の不安のないように、そのことを大切にしたいと答えを出しました。

この日にむけて、KAIRAVAさんの歌を聴きながら、畑を中心にして暮らしを営む中で、生まれ出でたひとつひとつの影絵があります。

わたし自身が驚くような、これまでにはないまた新たなエネルギーを感じながらひと彫りひと彫り制作したものを皆さんに見ていただくこと、そして、生の音を、生の影絵や舞を見ていただけること、そしてお会いできることをわたしがどれだけ楽しみにしていたのか、改めて深く噛み締めました。

生の音、生のライブ、そして空気を共にするということ。

わたしたちが本当に大切にしてきた、そしてこれからも変わらず大切にしていく思いです。

そこで、今回のこの思いを祈りをこめて制作したものたちをわたしの原点として大切にしている大淀町にある小さな古墳、保久良古墳にて奉納させていただくことにいたしました。

みんなが無事であるように。

みんなが笑顔であるように。

人だけではなく、すべての命が豊かであるように、祈りをこめて捧げたい。

添付させていただきました写真はこの丘から生まれた祈り歌です。

この思いを、わたしたちは奉納という形で、

同日、同時間に心をこめて、奉納したいと思いました。

Kairaveさんの歌うキールタンはインドの祈りの歌。

バリの影絵、舞、そして語り、すべての芸能の原点は暮らしに根付く祈りであると思っています。

ご奉納という形で、「ハレの日の祝祭」を開催します。

そしてこれまでは考えてこなかったオンラインライブに挑戦することを決めました。

ご参加予定の皆様、またはこの投稿を見ていただいている皆様がよろしければ、同日、同時間のオンライン生ライブで、その様子を見ていただけるように準備を進めることにいたしました。

このライブ配信は、無料でみていただけるようにしたいと考えています。

その方法については、後日お知らせしますので、ご覧になりたいという方はコメント、またはメッセージをくださいませ。

そして、わたしたちもこれからもこうして活動ができるように、

わたしたちの心、身体を豊かにするあらゆる文化芸能活動の火がたえることがないように祈り、後日この作品を他の映像も含めた作品として、こちらは有料となりますが配信させていただこうと思っています。

もしもよかったら、こちらもお求めいただきご覧いただけると嬉しいです。

これについては、また改めてお知らせさせてくださいませ。

またKAIRAVAさんのCDもお求めいただけるよう準備をいたします!

こうして開催できなくなったことも、きっと大きな意味があると思っています。

これを悲しみにするのではなく、イマジネーションを両手いっぱいに羽ばたかせ、新たなよろこびとして、その世界を創造したいと思っています。

わたしたちの思いにご賛同いただきご覧いただけるという皆さんには、その方法をお伝えいたします。

お忙しい折恐縮ですが、またお時間あるときにコメント、メッセージなどをいただけると幸いです。

そして、いつの日か、かならず。

皆さんにお会いできることを、そして生の音を声を影絵を見ていただけるようどんなに小さくともこの火を灯し続けていきたいと思っています。

(今回の新作、いのちの森 〜共に在る〜)

最後になりましたが、皆さんと皆さんにつながる全ての皆さんのご健康と笑顔を何より祈念いたしております。

長くなりましたが、こうして読んでいただきましたことに心から感謝をこめて。

hoshifune

小谷野 哲郎、わたなべなおか

Kairava

2020-07-30 | Posted in hoshifune, News|やらだ出版, ブログComments Closed