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八八八のなにか(0)

imgae150903-1

久しぶりに何も予定のない一日。外は静かな雨が降っていて、からだもこころも今日はすっかり内に向かっている。

過ぎ去ったひとつひとつの出来事や思いが浮かんでは消えたり、未消化なままそこにあったりする。
過去はすこし夢にも似ていると思う。

目にとまった数冊の本と、原稿用紙を持って、家を出、車を走らせた。空気の明るい長居できる喫茶店を探す。こういう日はなぜか、カフェより喫茶店の気分になる。

残念ながら思うような喫茶店に出逢えず、すっかり道にも迷ってきたときに、桜珈琲と大きな看板が見えたのでそこに入った。最後の信号待ちの時、またしても八の三並びナンバープレートと遭遇した。またしても、というのはこの頃よく見かけていて、その度におめでたいような気持ちになっていたのだ。

八八八かーと思ったら、今日はふと、八八八字あればどんなことが書けるのだろう、と思った。それは最近はまっている原稿用紙の影響かもしれないが、そんなことで何となく。「八八八字のなにか」を書いてみることにした。

もちろん書かなければならないことはない。そして、書きたいこともない。そうすると、どうしていいのかわからない。そこで、今まさに起こっていることを書いてみた。

そして思えば。毎日、何か書いている。日記だったり、手紙だったり、なにやかにやと。書くということはわたしにとっての日常で、好き嫌いの類のものではない。息をすることまでもいかないけれど、ご飯を食べたり、お風呂に入るそれくらいの感じかもしれないなぁ、と書きながら思う。そして、こんなことはどうでもいいな、と思っているわたしを発見し、どうでもいいことを、どうでもいいままに考えていられるって、とても豊かなことだなぁ、と思っているわたしも発見した。

そういうものの中にある何とも言い難い間とか空間に流れているものがどうでもよくていいですね。

明日、やめちゃうかもしれないけど、やらだ出版のブログにて「八八八のなにか」掲載してみます。

2015-09-03 | Posted in ブログComments Closed